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業界情報

かまぼこ技術生かし「魚肉ルアー」開発

 

三陸フィッシュペーストが開発した「#ぷるかまん」

 気仙沼市と南三陸町の老舗かまぼこ店による合同会社「三陸フィッシュペースト」が、環境に優しい釣りエサ「#ぷるかまん」を開発した。かまぼこの製造技術を活用し、魚も人も食べられ、ごみにならない「魚肉ルアー」で、魚を使って商売をしてきたこれまでの海への恩返しと、海洋環境の保全への願いが込められている。
 及善商店(南三陸町)とかねせん(気仙沼市)が設立した同社。新型コロナウイルス感染症影響で観光客が減り、土産物として重宝された、かまぼこの売り上げが減る中、アウトドアブームなどを追い風に愛好者が増えている釣りに注目し、かまぼこの製造過程で余る魚肉などを活用したルアーを考案した。
 ゴカイやアオイソメなどの生き餌にもあるアミノ酸を配合し、臭いで魚を集めるよう工夫。疑似餌と同様な動きが出るよう、かまぼこ製造技術を生かし弾力性を持たせた。
 原料は魚由来のため、針から落ちても海洋生物の餌になり、海を汚すことはない。味付けにもこだわっており、おやつとしても食べられる。
 ルアー型の「#ぷるかまんシャッド」、シート型で好きな形に切り取れる「#ぷるかまんシート」の2種類を開発。クラウドファンディングでは、目標金額の5倍以上が集まった。
 フィッシュペーストの及川善弥共同代表(41)は「海の恵みで商売を続けてこられた、かまぼこ屋から製造することに意義がある」とし、「食品会社が提供する安心安全なエサを使って釣りを楽しむことが、SDGsなど、持続可能な社会や環境づくりにもつながるはず」と話した。

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