川崎ブログ

魚のうんちく

みんな大好き鮭弁当の話 鮭編

弁当屋さんの定番人気の鮭弁当、よく見ると鮭以外にも海産物がたくさん!

今回はまずは鮭の話です。実は日本国内で消費される鮭の大多数が輸入品なんです。鮭は元々は北半球の魚なんですが、今では南米チリや各地で盛んに養殖が行われており、それらが日本に大量に入ってきています。養殖鮭は美味しそうな色や脂のり等、消費者のニーズに合わせた味を生産することができるのです。

鮭の人気の立役者は実は輸入サーモン!?

鮮魚の消費量が全体的に減る傾向にある日本で、近年最も消費量に伸びがみられるのが実は鮭なんです。1年間の1人当たりの鮭の購入量は、1965年には400gでしたが、2012年には1,000gを超えて倍以上になっています(水産白書:平成22年、24年より)。また、学校給食の食材としても頻繁に登場する魚です。

とはいえ大部分は、一般的に「サーモン」という名称で売られることも多い輸入ものの養殖鮭なんです。

その脂ののった刺身や寿司は日本でも当たり前のように受け入れられ、今や回転寿司などでは子どもたちが一番に飛びつくネタになっています。一年を通して味にバラツキがあり脂が少ない天然鮭より、いつでも味が同じで脂たっぷりの養殖鮭の方が多く販売され、消費されるようになっているのが実情です。

日本に住む私たちが、日本産の天然鮭よりも海外産の養殖鮭を支持するのはなんだかもったいない話ですね。

ちなみに天然鮭の一番美味しい季節は秋です。一年中鮭が食べられる環境にいると忘れがちですが、もともとの鮭の旬は、彼らが繁殖のために生まれた川をめざして北海道沿岸に戻ってくる9~10月なのです。

この季節に改めて日本産の天然鮭を見直し、その美味しさを味わってみてください。

 

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