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河北春秋(10/29):煮ても焼いても食えない。貝毒が検出された…

煮ても焼いても食えない。貝毒が検出されたホタテやアサリなどの二枚貝のことだ。毒キノコなどと違って貝そのものに非はない。海中の有害プランクトンを取り込み毒を持つ。東日本大震災以降、仙台湾や三陸沿岸で顕著になった▼国内ではまひ性と下痢性の2種類がある。まひ性が爆発的に発生したのは2013年。泥の中で眠っていた有害プランクトンが巨大津波で大量に巻き上げられたのが要因とみられている。その後も発生は毎年のように続いている▼厳密な検査体制が敷かれており、危険なものが出荷され食卓に上ることはない。とはいえ、計画的な生産・出荷ができなくなる漁師や加工業者にとっては大きな痛手。風評被害も心配だ▼ことしは春先から宮城県沖で下痢性が大量発生した。県水産技術総合センターによると、貝毒の頻発は潮流や海水温の変化も大きく影響しているという。田畑であれば消毒薬をまいたり品種改良を進めたりして対策を取れるかもしれないが、広大な海が相手だけに特効薬は今のところ見えてこない▼台風19号に伴う豪雨で沿岸域に大量の土砂が流れ込んだ。これから出荷が本格化するカキの養殖などにどんな影響をもたらすのか。恵みを与えてくれる海が微妙なバランスで保たれていることを改めて思う。(2019.10.29)

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