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のり弁ブームなのに…のり不足 生産地で今起きている問題とは?

2022年05月30日 11時30分

 コロナ禍で飲食のテイクアウトが普及したが、さらに昭和レトロブームの流れもあって、昔懐かしの「のり弁当」がブームになっている。しかし、のりが不作でブームに影を落としそうだ。

 現在、のり弁は多彩だ。具が梅干しときんぴらだけの100円台後半の質素なもの。白身魚フライとちくわの磯辺揚げが具のオーソドックスなもの。さらにはシャケの塩焼きがドーンと乗って、高級のりがご飯の上下を挟む1000円超えのもの。

 もともとは、給食がない時代の1950年代、のりとおかかだけのおふくろの手作り弁当がルーツらしい。その後、70年代半ばに創業した持ち帰り弁当チェーンの「ほっかほっか亭」が開店当初からメニューに載せ、全国的に普及した。2017年には東京・銀座の商業施設「GINZA SIX」に高級のり弁専門店がオープンした。

 食品バイヤーは「その後、各地で高級のり弁専門店が開店。テイクアウト需要の高まりで、のり弁の売り上げが急増。のり弁ブームです」と話す。

 主役ののりだが、一大生産地で不作が続いている。漁業情報センター関係者は「有明海の西南部の漁場ではここ数年、のりの生育に欠かせない窒素やリンなどの栄養塩が不足し、色が黒くならない色落ち被害に悩まされていたんです。さらに昨年12月下旬から張り込んだ秋芽網や冷凍網が赤潮の影響で生産が落ち込んで、2月中に大半の漁業者が網の撤去を迫られた。のり養殖の生産地の三重県でも色落ちで出荷できず、生産数は前年度の約6割。こちらも栄養塩不足が原因です」と指摘する。

 のり弁だけでなく、すし店やおにぎり店にも欠かせないのがのり。特に高級すし店では質の良い江戸前のりが使用されている。

「江戸前のりの生産地は東京湾の千葉県富津市。この漁場で冬に育っていたのりが数年前から刃物で切られたように根元からなくなっていた。原因はクロダイなどの魚です。のり収穫最盛期の冬場は海水温が低くなり、魚は動きが鈍くなって食欲も低下しますが、最近は群れで泳ぎ回ってのりを食べるようになった。地球温暖化で東京湾の海水温が上がっているからです」

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