川崎ブログ

魚のうんちく

関西の夏の風物詩”はも”の話 その二

出回り時期

「ハモは梅雨の雨を飲んで旨くなる」といわれており、梅雨の明ける7月になると脂がのり始め旬を迎えます。夏に入荷は多くなりますが、値段も高値。また、釣りもので活け締めしたものが高値で取引されています。韓国、中国などからの輸入ものもありますが、国内の主な産地は、兵庫県、徳島県などです。

栄養&機能性

細長い魚のわりにはたんぱく質が多く、特に夏場は脂肪も豊富です。常温でも固まらない多価不飽和脂肪酸が豊富なので、冷やしても脂っぽくならないため、関西の夏の料理には欠かせない食材です。小骨が多いことから骨切りして、骨ごと食べることになるため、切り身魚としてはカルシウム含有量が多く、骨の形成に欠かせないリンも豊富。

「はも」の皮や縁側いわゆるヌルヌルとした部分には、軟骨やじん帯や関節の結合組織を丈夫にするコンドロイチン硫酸を多く含み、女性の美容にオススメで、妊娠中や授乳中の際に役立つ葉酸も豊富です。

大きなものがメスで美味。

オスは安く、メスが高い「はも」。身が透き通った感じのあるものを。「はも」はメスが美味といわれています。大きなものはメス。小さな60cm以下の青みがかったものはオス。

頭が小さく、胴から尾まで丸いものを。尾まで丸いのは、梅雨時のプランクトンを食べて皮の際に脂がのっている証拠です。体表が輝いており、ぬめりに透明感のあるもの、身が薄いべっ甲色のものを。脂がのっている「はも」は、つの字ハモといって骨がやわらかく身も甘いといわれています。何匹も並んでいるときは、皮の色の薄いものが皮が薄くてやわらかいです。

活けは硬直していないものを。活け締めされて入荷してきたものは、死後硬直前、もしくは死後硬直状態にあるものを選びましょう

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