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魚のうんちく

マグロ含有量1%に満たないネギトロのカラクリ 回転寿司シリーズ2

国道に面した飲食店に、ファミリーカーが次々と入っていく。店舗入口には順番待ち用の椅子が並べられ、すでに満席。ぐずる子をあやしながら、立って順番を待つ家族連れの姿…。ある大手回転ずし店の夕飯時の様子だ。全国あちこちで、そうした人気ぶりは見慣れたもの。最近では、スマホアプリから予約できる店舗も増えているが、それでも休日ともなれば、2時間待ちもザラだ。

『ネギトロ』『ネギマグロ』の秘密

 人気ネタのひとつで常に品不足のホタテやツブ貝にかわる食材として、『黒ミル貝』や『白トリ貝』など、日本ではなじみのない魚介類を新規開拓し、寿司ネタにすることも珍しくはなくなっている。だがその商品名には、疑いの目を向けることも必要かもしれない。水産庁の担当者はこう話す。

「魚介類は法令で具体的に名称が決められているわけではないので、これに違反したからといって、即座に法令違反とはなりません。水産庁としても、全く別の魚を、既存の魚と似たような名前に置き換えるのはよくないと認識しており、明らかに消費者の不利益になるものは、景品表示法違反になると考えています。ですが、商品名を改めるように指導する程度しかできないのが実情です」

つまり、店舗のメニューでは、比較的安価なキハダマグロもメバチマグロも、一緒くたにマグロとして表記しても問題はないということになる。『ネギトロ』『ネギマグロ』は商品名マジックの代表例と指摘する声もある。

「マグロの種類が明記されていない上、安価なほかの魚肉で作られているものもあります。なかには、マグロ含有量が1%に満たないネギトロを出している店も少なくない。そもそも、魚の“トロ”の油は使っておらず、植物性油を混ぜて作っているネギトロが多いんです。だから、ネギトロの加工工場が沿岸部ではなく内陸に多いのも納得できます」(外食業界紙記者)

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